長い時間を一緒に過ごした、かけがえのない家族である愛犬。最期の時間が近づいてきたら、できるだけ甘やかしてやりたいと思うのは、自然なことだろう。
米オハイオ州在住のTwitterユーザーであるAKarchhさんも、愛犬のために何かをしてあげたいと願っている男性だ。
末期がんと診断された愛犬
AKarchh さんと共に暮らしているのは、10歳の愛犬コーディ。一緒の時間はまだまだ続くと思っていたのに、悲しい事実が明らかになった。
それはコーディが末期がんに侵されているということ。
残された時間は1~3ヵ月。このニュースを聞いて悲しんだAKarchh さんとその家族は、せめて残された時間を、コーディにとって最高の時間にしようと決めた。
この診断が下されてから2ヵ月が経ち、残された時間は徐々に減っていった。
特別なチーズバーガー
生きるためにたくさんの薬を飲まなくてはいけないコーディのため、一家はチーズバーガーに薬を混ぜることにした。お薬の時間を、おいしくて楽しい時間に変えようとしたのだ。
もちろん人と同じバーガーを食べさせるわけにはいかない。注文するのは、パテとチーズをパンで挟んだだけの特別なチーズバーガーだ。
ある日、いつもと同じようにコーディのためのチーズバーガーを注文すると、いつもとは違う出来事が起こった。
「この注文はどうして?」
シンプルなチーズバーガーの注文を聞いた店員さんが、一家にその理由を尋ねたのだ。
一家はコーディのことを説明した。すると店員さんは「ちょっと待っていて」と言って、その場から立ち去った。
そして数分後に戻ってきた店員さんの横にはマネジャーの姿が。マネジャーは一家にこう伝えた。
「うちの店舗では、コーディのためのチーズバーガーを一生無料にします」
7月16日、AKarchh さんは、「私たちにとってどれほどうれしいことかは、説明できない」とのコメントとともに、この出来事をTwitterに投稿した。
Thanks to @BurgerKing for showing so much love and kindness towards my family and our dog, Cody. It’s appreciated more than words can describe. pic.twitter.com/KsKnfXtv0S
— Karch (@AKarchh) July 16, 2018
すると1週間ほどで4000件を超える「いいね」と1000件近いリツイートを受けた。「私も昨年愛犬を亡くしたの。親友だったわ。あなたと一家に安らぎを」「どうして朝7時半から俺を泣かせるんだ」「バーガーキングありがとう。ベジタリアンの私が、こんなこと言う日が来るなんて思わなかったけど」「いい話だ」などのリプライも、数多く寄せられている。
また、バーガーキングも「世の中にはもっと優しさと共感が必要だ。コーディのために何かできるチャンスをくれてありがとう」と投稿している。
the world needs more kindness and empathy. thank you for giving us the chance to do this for Cody.
— Burger King (@BurgerKing) July 16, 2018
きっと全てクリアしてるに違いない(きっぱり)
バーガーキング…
一度行ってみようかなw
<このニュースへのネットの反応>
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