ただ、イラッとする人の気持ちも、「ペットと呼んでナニが悪い」と感じる人の気持ちも、両方理解できます。
以上でございますw
(出典 d3i8j38ex8cndb.cloudfront.net)
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より
愛犬家のみなさんにとって、ワンちゃんは大切な家族でしょう。しかし、犬と暮らした経験のない人にはその感覚がわからず、接する中でギャップを感じてしまうことも。
たとえば、愛犬に対して「ペット」と言われるとき。この言い方、犬好きとしては少しモヤモヤしませんか?(もちろん、言った本人に悪気がないことはわかっているのですが……)
いぬのきもち編集室では、「愛犬のことをペットと呼ばれると思わずイラッとしてしまう?」と678名の飼い主さんにアンケート調査を実施。
さらに、194名の飼い主さんからは具体的な理由が集まりました。
約3割の飼い主さんが「ペット呼び」にイラッ!
(出典 d3i8j38ex8cndb.cloudfront.net)
まず全体の割合ですが、「イラッとする」と答えた人は28.9%。全体の約3割という結果でした。
決して多くはないものの、少数派と呼ぶには多い数値ですよね。
「ペット呼び」にイラッとする派の理由は?
なぜイラッとするのか、その理由をくわしく聞いてみると……
・「家族なので、やっぱりいい気はしません」
・「家族なので、ペットと言われると複雑な気持ちになる」
・「家族であり、自分のかけがえのない子どもと一緒だから」
・「ペットという表現は、家族というより『所有物』みたいな印象を受けるので、あまり好きではありません」
・「ペットではなく家族の一員。名前もちゃんとあるから」
・「愛犬がいない人にとっては、『ペット』と呼ぶのは普通なのだと思います、でも言われていい気持ちはしません。イラッというより悲しくなります」
・「私たち夫婦には子どもがいないので、愛犬のことを子どもと思ってしまっているから」
「家族だから」「ちゃんと名前があるから」といった理由のようです。概念としてはペットではあるものの、その表現を受け入れられない飼い主さんもいるんですよね。
「ペット呼び」にイラッとしない派の理由は?
一方、イラッとしないと答えた人たちの理由はというと……
・「ペットショップで購入してますからねぇ(笑)」
・「飼ってない人に言われるのは、仕方ないと思う」
・「世の中いろいろな考えがあるから、批判的なことを言われない限り気にならない」
・「自分にはかわいい愛犬だが、他人はそうは思わないだろうし、犬嫌いの人もいるから」
・「まだまだそのように考える方が多い気がします。私には大事な次男坊ですが!」
・「ペットという言葉は、『家族である動物』という意味だと思っているから」
・「私も愛犬を迎え入れる前まではそう思っていたので、仕方ないと思う」
・「自分の中では、家族の一員だと思っていますが、他人がどう思うかは気にしていません」
・「イラッとまではしないけど、相手は動物と暮らすことに興味がない人なんだろうなーと距離を感じます」
・「イラッとはしませんが、悲しい気持ちになります」
「いろんな考えがあるので」「他人がどう思うか気にしていない」「飼ってない人に言われるのは仕方ない」などの声が寄せられることに。
一方で、イラッとはしないものの、悲しい気持ちになったり、距離を感じるという人も見られました。
「ペット呼び」以上にムッとするのは、「犬呼び」!
今回の調査で寄せられた声の中には、「ペット」以上にムッとする呼び方をあげてくれた飼い主さんも。それは「犬呼び」です。
・「犬と言われるほうがもっと嫌」
・「犬って言われるとムッてしちゃうけど、ペットなら別にいいと思う」
・「『犬』を『飼う』と言われるのも、イラっとします……」
たしかに、生物学的分類上は犬なわけですけど、言い方やシチュエーションによっては、どこか見下しているようなニュアンスも感じられそうです。
犬と一緒に暮らした経験のない人に配慮を求めるのは難しいですし、すべきではないでしょう。
しかし、愛犬家でない人がもしこの記事を読んでくれていたら、「ペット」「犬」呼びすることで嫌な気持ちになる飼い主さんもいることを、覚えておいてもらえると嬉しいです。
『いぬのきもちアンケート vol.23』
文/サモ江戸
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
https://dog.benesse.ne.jp/lovedog/content/?id=15707